<不妊治療・体外受精>⑤受精卵の経過・PGT(着床前診断)
今回は、受精卵の経過とPGT(着床前診断)のお話です。
前回の採卵では18個の卵が採卵できました👇
私はPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とは診断はされていませんが、おそらくPCOS気味だと思います。というのも、いつも生理周期が長く(2~3ヶ月)、排卵する回数も今まで少なかったため、アラフォーですが高AMHです。
なので、今回の体外受精でも、一度にたくさん採卵するという方針でした。
さて、受精卵の培養結果はこんな感じになりました🔽
採卵した数 18個
受精に成功した数 17個
採卵から5日目までに胚盤胞になった数 5個
採卵から6日目までに胚盤胞になった数 6個
つまり、計11個の受精卵が胚盤胞として凍結されました。
⚠️ここで、PGT(着床前診断)についてのお話です。
PGTについては賛否両論あると思いますが、あくまで現在不妊治療をしている方の参考になればとの思いで書き留めたいと思います✏️
私は過去に何度も流産経験があったので、今回アメリカでPGTをすることにしました。私が治療を始めたときは、日本ではまだできなかったのですが、今は日本でも一部の医療機関で条件を満たせばできるようです。ということで、PGTを受けるため、受精卵は一度凍結保存されました。
・PGTの費用
私の体外受精の治療費は、保険で100%カバーされますが、PGTは保険適用外でした。私の通っていた病院では、費用は8個までで50万円程。それ以上は1個につき3万円程かかりました。そのため11個全ての受精卵をPGTに出して、日本円にしておよそ60万円を払いました。費用は、病院によっても違うので要確認です❗️
・PGTの結果
11個の受精卵のうち、正常だったものは4個でした。アラフォーなので、いくつ残ってくれるか心配でしたが、4個の卵ちゃんたちが残ってくれてありがとうという気持ちでした😊
・PGTを受けた感想
過去の度重なる辛い流産経験により、お金で解決できるのなら受けてみたいと思い、PGTを受けました。全てがこのおかげとは言いませんが、1サイクルで無事に妊娠できた今、本当にやってよかったと思っています✨
ということで、今回は受精卵の経過とPGTのお話でした❣️
次回は胚移植周期のお話を綴ります。
<不妊治療・体外受精>④採卵当日
いよいよ採卵当日のお話です🐣✨
前回の記事はこちら🔻
採卵、英語では<egg retrieval>と言います。
当日は、朝6:45にヒューストンのダウンタウンにある病院へ行くよう指示があります💡
この日は、全部の工程が終わるのに約3時間半でした。
普段は、Katy在住なのでKatyにあるHouston Fertility Instituteの方ですべての治療ができます。ただ採卵は麻酔を伴うので、ダウンタウンにある病院で行われます。
⚠️注意事項としては、、、
・前日の夜から飲食禁止でした。
・麻酔をするので一人で運転して行ってはいけません。夫の付き添いが必要でした。
*後日書きますが、約1ヶ月後の受精卵の移植日もこのダウンタウンの病院です。ただ、移植日は麻酔しないので、行き帰り一人で運転してもよかったです。
・採卵後すぐに受精できるように、精液も当日提出。
*この精液を入れる容器、事前にいつも通っている病院でもらっておくことを忘れずに❣️ナースからは特に何も確認されず、私は自分から容器くださいと言ったので貰えましたが、忘れていたら容器がなくて大変なことになっていたかもしれません😅
さらに我が家には、幼稚園児が一人いるので朝の6:45に夫婦そろって病院という流れに焦りました。
幸い、友人家族が前日から息子を預かってくれて、そのまま幼稚園に連れて行ってくれたので助かりましたが、こういうときに異国の地は本当に大変だなぁと切実に思いました。
〜病院に着いてからの流れ〜
・受付でチェックイン。IDカード(免許やパスポート提示)や必要書類の記入。
・その後、ナースに呼ばれて私だけ採卵前の準備室へ。ここで、ガウンに着替えたり、血圧など測ったりされました。この時のナースは一瞬冷たい人かと思いましたが、私が緊張していますと伝えると一気に優しくなりました。思いを伝えるって大事ですねw
・準備が終わると夫も準備室へ。そこへ担当の手術医が来て、これから行う採卵の説明を受ける。このドクターもアジア系の男性医師で、ネット情報によると腕が良いので有名みたいです!実際とても気さくで優しい方でした。Houston Fertility Instituteおすすめです💡
〜採卵〜
・手術台に横になると、腕に麻酔のための点滴をされます。一瞬で記憶を失うw
*私は過去に日本で何度も流産経験があり手術のたびに点滴をしていて、日本では点滴をするときの針の刺し位置が、採血のときの位置とは違うので、痛いだろうな〜と恐れていました。が!アメリカの麻酔は?なのか、たまたまなのか?今回の点滴は、採血と同じ刺し位置でした!これは私にとってはかなり朗報🤗なので、もし同じ思いの方がいらっしゃったらと思って、書いておきますw
・目覚めると、採卵は終わっていました。痛みゼロ。
・術後の休憩部屋へ運ばれ、しばらく寝たまま休憩。
・夫が現れ、手術医が採卵はいくつ取れましたと説明にくる。
*18個取れました🐣
・当日は、家では、なるべく家事はしないよう指示がありました。
・しばらく休んで、夫の運転で家に帰りました。
以上が採卵当日の流れでした。
次回は、受精卵の経過について書きます✏️✨
<不妊治療・体外受精>③採卵に向けての治療(注射地獄w)
前回の記事で書いた検査が一通り終わると、採卵に向けての自己注射が始まります。
前回の記事はこちら🔻
検査が終わると、ナースが今後の治療スケジュールをメールで送ってきてくれます。
病院とのやりとりは、病院側が指定したポータルサイトがあるので、そこにログインしてのメールのやりとりになります。
まず、採卵に向けて使用した注射はこちら🔻
- Gonal F Pen(採卵日の13日前から、毎晩お腹に自己注射)
- Menopure(採卵日の13日前から、毎晩お腹に自己注射)
<*GonalとMenopureは、卵胞を刺激して育てる注射。>
- Cetrotide(採卵日の9日前から、毎晩お腹に自己注射)
- Lupron Trigger Injection(採卵日の2日前の夜と、1日前の朝、計2回。お腹に自己注射)
<*CetrotideとLupronは、せっかくたくさん育てた卵を排卵させないよう留める注射らしいです。>
⚠️この注射の量や使用日数は、患者各々の卵巣やホルモンの状態で変わります。
私の場合も、2日に1回、病院でエコーと血液検査などをしながら、ドクターが割出してくれたスケジュールです。
・・・とこんな感じで採卵に向けての注射地獄が始まりました。
もともと注射に対して抵抗はないですが、初めての自己注射。しかも毎晩。
結構気持ちがやられました💦正直、夫に八つ当たりしそうになった、、、いや、したw
ごめんよ、夫くん。今なら思えるw
気持ちは乱れまくりましたが、、しかし、ここは淡々とこなすしかない。
感情を無にしてとにかく打ちました😅
GonalとMenoureはそんなに痛くもなく、慣れれば大丈夫でしたが、打つときに痛くないお腹のエリアが左右同じところなので、そのエリアに注射を打ち続けるので最後の方は青タンができました😢
そして、Cetrotideを打った後は、赤い発疹が出ました💧
ドクターに確認すると、「すぐに消えるけど結構多くの人が発疹が出る」らしいです。
対処法は、打った後、アイスノーで冷やすと和らぎました。
Lupronの時は、後二日で注射地獄解放❗️と思うと俄然勇気が出ましたw
以上が採卵までの注射治療の流れです❣️
しかし、これで注射は終わりではなく、、めでたく授かった後も続くのでした〜。
次回は、採卵当日のお話を綴ります🌞
<不妊治療・体外受精>②治療スタート・検査とサプリメント
2021年の中旬に、アメリカでの初めての体外受精治療が始まりました‼️
ありがたいことに、私の保険は体外受精を100%カバーしてくれるので、
体外受精自体の自己負担は一切ありませんでした。
ドクターによると、私は日本ですでに色々な検査(卵管造影など)をしていたので、
アメリカでは足りない検査項目を追加して行うのみでした☺️
*実際行ったのは、ちょっとした子宮内部の簡単な検査と、夫婦の血液検査など。
そして、治療の最初の頃にドクターから言われたのは、こちら🔽
- コエンザイムQ10を600mg服用。(細胞内のミトコンドリアの働きをよくするので、卵子の質が向上するらしいです。)
- Vitamin D3の服用。(日光に当たると生成されるD3。これも妊娠に必要らしく、私は基準値に達していなかったので服用。)
- Prenatal Vitamin+DHAの服用。(これは妊娠初期に必要なサプリメントですが、早めに飲んでおくといいのか?とりあえず、これも買って服用しました。)
次回は、採卵に向けての治療の流れを書きます🎀
<不妊治療・体外受精>①病院探し in Katy
今回は、アメリカで不妊治療の病院を探すことになったお話です。
アメリカで不妊治療を考えている方のお役に少しでも立てればと記録を残します。
日本では、人工授精までしていましたが、なかなか授からず、、
というか、自然妊娠しても何度も流産という過去もありました😅
そんな中、主人のアメリカ駐在が決まり、
アメリカに引っ越してきてから、体外受精をすることに決めました。
そこで、まず以下のことを調べました。
- テキサスの体外受精の病院の成功率ランキング。(年齢別の体外受精成功率が見れます。)
- 自分の保険で体外受精がどこまでカバーされるか。(これは各々の保険加入内容によって異なるので、治療開始前に保険会社に確認必須です。)
以上のことを調べて、私は自宅から近くて通いやすい
Houston Fertility Instituteという病院へ通うことにしました。
病院では、カウンセリングをアジア系の男性医師がしてくれましたが、とても優しい方で
信頼できたのでここに決めました。(会話は英語オンリーです。)
結果として、今妊婦で安定期も無事迎えることができています。
1回目のサイクルから妊娠できたのは、高度なアメリカのIVF技術のおかげだと思っています。
今後のブログで、妊娠までの経緯を綴っていきたいと思います❣️
<動物園>ヒューストン動物園・Houston Zoo
先日、息子のリクエストで「ヒューストン動物園」に初めて行ってきました❗️
日本の動物園では🐘を見たことがなかった息子👦
そう、ヒューストン動物園には象がたくさんいます🐘💜
今日はヒューストン動物園についてご紹介します。
<場所>
<チケット>
※事前にネット予約が必須。英語のみ。(2021年2月現在の情報)
大人 $22.95
子供 $17.95
*入場の際、マスクは必須です。
急いで携帯に来てたメールを確認⬇️
<まとめ>
ヒューストン動物園は、園内がとっても広くて、
日本の動物園と全然スケールが違いました。
食事する場所もちゃんとあるので、ランチを心配する必要もありません。
でもちょっとレパートリーが少ないかも?なので、
小さい子供がいる場合は、お弁当持参もありだと思います。
朝10時頃に行ったのですが、結局色々見回って15時頃までいました。
携帯の歩数計みると10000歩以上、歩いてたことにびっくりw
とこんな感じであっという間の1日でした。
小さい子供がいると本当に楽しめます。
ヒューストン動物園、ちょっと高いけどおすすめです💜